2014年09月09日

Jazz Standard Chord Song Book' 

セッションに便利なアンドロイド・アプリの紹介です。

  

Google Play:Jazz Standard Chord Song Book'



ジャズスタンダードのコード譜約8000曲を中心に、ボサノヴァ、ポップス、ブルースなど、セッションでよく演奏される曲のコード譜を表示するアプリケーションです。
シンプルなアプリですが、最大の特徴は収録曲の豊富さ。面倒な設定や追加ダウンロードなしで探している曲が簡単に見つかります。
■簡単設計
使い方はリストから曲名を選んで好きなキーに転調するだけ。面倒な設定やファイルのダウンロード、追加購入などは不要です。
■豊富な収録曲
10000曲を超える収録曲のデータは随時追加中。
基本的なジャズスタンダードは勿論、スウィング時代の古い楽曲、ジャンゴ・ラインハルトなどのジプシースウィング、フュージョンのアーティスト曲なども収録。
また、日本のセッションで演奏される機会の多い一部のポップス曲やボサノヴァの楽曲についても追加収録しました。
■コード譜は「転調」可能
表示されたコード譜はE♭用、B♭用、その他任意のキーに転調できるほか、テキストとして自由に編集が可能です。
●おまけ機能
ギターや鍵盤でのコード表。曲名の日本語タイトルと対照表、音楽用語辞書、音階表などを収録。
YouTubeでの曲名検索機能、コード譜の編集・保存機能も付加しました。
posted by Clark at 16:51 | Comment(0) | JAZZ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月06日

It's Only A Paper Moon

MCネタ用とかに、ジャズ・スタンダード解説の覚え書きです。

It's Only A Paper Moon

・初演は1932年、ブロードウェイ・ミュージカル『The Great Magoo』の為に書かれ、クレア・カールトンによって歌われた。

1933年、ミュージカル映画『テイク・ア・チャンス』の主題歌に用いられ、広く知られるようになった。

1973年には同曲のタイトルを用いた映画『ペーパー・ムーン』の主題歌にも。
こちらは、ライアン・オニールとテイタム・オニールの主演で、現在は映画といえばこちらの方が有名。

・歌詞の主な内容は、「もし、君が信じてくれるなら紙の月さえも本物になる。でも君の愛がなければ、全てが空しい絵空事」といった感じ。

・「紙で出来た月」とは、歌詞に演劇用語が登場するので、舞台・演劇での「書き割りの月」と訳される事が多いが、歌詞に「移動サーカス」を連想させるフレーズも多い事から、写真撮影が珍しかった当時に、写真屋さんによる記念写真を撮る為に使われた「月を模したベンチ」の事だと思われる。
このベンチとは、日本の観光地で顔を出すための穴が空いた絵看板などを連想して貰うと分かり易い、レジャー客の写真撮影の為のセットの事。


・元々のタイトルは、"If You Believed In Me"だった。
(当時は(今でも)歌詞の一部分から作者が重いれのある部分を取り上げてタイトルとする事が多かったらしい。
しかし、同様に聴き手にとって印象に残り易いフレーズが流布し、そちらが後に正式なタイトルになってしまう例はかなり多い。
例えば有名な「ジングル・ベル」は、元々「One Horse Open Sleigh(一頭立てのソリ)」(これも歌詞の一部分)というタイトルだった)
(ちなみに、ここでの"believe in"は「(君の言い分を)信じる」といった意味の、1930年代当時における用法)

・ポール・ホワイトマン楽団によるペギー・リーの唄でヒットし、上記のタイトルに置き換えられた。

・主だったレコーディング・アーティスト
Nat King Cole
Lee Wiley
Adam Ant
Ray Anthony
Fiona Apple & Maude Maggart (duet)
Harold Arlen
Count Basie
Richard Rodney Bennett
Tony Bennett
Les Brown
Dave Brubeck
June Christy
Rosemary Clooney
Havalina Rail Co.
Bing Crosby
Bobby Darin
Miles Davis
Kenny Drew
Sammy Davis Jr.
Dion & the Belmonts
Ella Fitzgerald
The Four Freshmen
Erroll Garner
Marvin Gaye
Dizzy Gillespie
Benny Goodman
Betty Grable
Stephane Grappelli
Lionel Hampton
E.Y. "Yip" Harburg
Dick Haymes
Coleman Hawkins
Woody Herman
Earl Hines
Bert Kaempfert
Stan Kenton
Morgana King
Andre Kostelanetz
Gene Krupa
Johnny Mathis
Maureen McGovern
Ray McKinley
Vaughn Monroe
Red Nichols
Harry Nilsson
Les Paul Trio
Oscar Peterson
The Pied Pipers
Jim Reeves
Django Reinhardt
Buddy Rich
George Shearing
Frank Sinatra
Barbra Streisand
Maxine Sullivan
Art Tatum
Mel Tormé
Paul Whiteman Orchestra
Rufus Wainwright
Coco d'Or
James Darren
Al Grey & J. J. Johnson
Erin McKeown
Natalie Cole
James Taylor
Havalina Rail Co.
Cliff Edwards (Ukelele Ike)
Over the Rhine
posted by Clark at 23:53 | Comment(0) | JAZZ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月05日

Jingle Bells

1857年9月15日、アメリカ・ボストンの牧師ジェームズ・ピアポント(James Lord Pierpont, 1822-1893)によって、'One Horse Open Sleigh'(「一頭立ての屋根の無い馬橇」の意)のタイトルで作られた、世界的に有名なクリスマスの代表曲。

当時、コーラス部分は現在知られているものとは異なるモーツァルト風のクラシックなメロディで歌われていたが、いつ頃、誰によって現在の形になったのかは知られていない。
元々は感謝祭の為に書かれた曲で、歌詞にはクリスマスに関する事は勿論、宗教的な字句は一切登場しない。
一番の歌詞はソリで早駆けする楽しさを描いたもの。
二番では女の子をソリに乗せたら転んでしまった話、三番では転倒した事を通行人に笑われた事、四番ではソリで賭けレースに興じる様子などが描かれる。


世界中の言語で歌われており、替え歌やパロディ、オマージュの類も多い。
なかでもボビー・ヘルムズによる「ジングルベル・ロック」が有名。
(他にはスキッドロウによる「ジングルベル・メタル」という曲もある)





Dashing through the snow
In a one horse open sleigh
O'er the fields we go
Laughing all the way
Bells on bob tail ring
Making spirits bright
What fun it is to laugh and sing
A sleighing song tonight

(chorus)
|: Jingle bells, jingle bells,
Jingle all the way;
Oh! what fun it is to ride
In a one-horse open sleigh.:|


A day or two ago
I thought I'd take a ride
And soon Miss Fanny Bright
Was seated by my side,
The horse was lean and lank
Misfortune seemed his lot
He got into a drifted bank
And then we got upsot.

|: chorus :|


A day or two ago,
The story I must tell
I went out on the snow,
And on my back I fell;
A gent was riding by
In a one-horse open sleigh,
He laughed as there I sprawling lie,
But quickly drove away.

|: chorus :|


Now the ground is white
Go it while you're young,
Take the girls tonight
and sing this sleighing song;
Just get a bob tailed bay
Two forty as his speed
Hitch him to an open sleigh
And crack! you'll take the lead.

|: chorus :|


"One horse open sleigh"とは「一頭立ての屋根の無い馬橇」の事。当時の降雪期のボストンでは、ごく一般的な乗り物だった。


タイトルにもなっている"Jingle bells"は命令形で、「鈴よ、鳴り響け」といった意。また現在、"jingle bell"という語は、同曲に代表されるクリスマスソングなどで鈴の音を表現する楽器の通称にもなっている。


"bob tail"とは、手綱やソリを叩かない様に短く(或いは完全に)切り詰められた尻尾のこと。
(馬の名前がボブなわけではない)


"Miss Fanny Bright" は人名では無くニックネームで、「明るいお嬢さん」ほどの意。
モデルは、当時8歳でコネチカット生まれの少女レイチェル・ブライトとするもの、歌手でコメディアンのファニー・ブライスとするものなど諸説あるが、作者ピアポントがゼロから創作したキャラクターである可能性も高い。


"upsot"は19世紀の詩文表現で"upset"の過去形とされる。ここでは、"capsized"(転覆した)、"turned over"(ひっくり返った)といった意。前節の"lot"と韻を踏んでいる。
(また、19世紀の俗語的用法として、「酔っ払い」、「中毒者」といった意味もある)


"Two forty"とは、1マイルを2分40秒で、若しくは1時間で22.5マイルを駆け抜ける事を指しているとされている。
(これは標準種の馬としては、驚異的な速さである事を意味する)


ちなみに、ドイツ語やフランス語における最も普及したバージョンでは、英文と全く関連の無い(馬橇の登場しない)歌詞があてられている。
posted by Clark at 00:40 | Comment(0) | JAZZ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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