2014年08月19日

道具用語

道具用語


がち袋
大道具係が腰から下げている、必要なツールや釘などが入っている釘袋のこと。なぐりやペンチなど必要な工具も入れる。

ガムテ
ガムテープの略。
ステージでは紙テープ(紙テ)ではなく、布テープ(布テ)を使う。暗幕用やバミリ用など用途に合わせた黒・白等が一般的。
「ガバチョ」とも。

65ミリの釘を2寸、38ミリの釘を寸2、25ミリを8分等と呼ぶ。

チッコウ
蓄光テープの略。
バミリの他、ステージ上の構造物や段差・階段・ステージ端等の「転倒・落下防止」の為の目印、暗幕内の足場の「道案内」や「頭上注意」等にも用いる。

ドラテ
ドラフティング・テープ(仮止めテープ)の略。

なぐり
主に釘打ち用の中サイズのハンマー。
片側に釘抜きがついていて、柄が長く平らな特殊なものが「舞台屋玄能」として売られている。

足場のガタ付きをはめ込んだり、足台のズレを調整する場合にも頻繁に用いられる。また、その作業を称して「なぐりをかける」などともいう。

バミテ
バミリ用のテープの事。
暗転下でも光る蓄光テープや白色のテープを用いる。

ビニテ
ビニールテープの略。
バミリやケーブルの固定など様々な用途に使う。簡易的な絶縁にも使うが、劣化するので専用の絶縁テープを使うのが望ましい。
ステージでは色分けしたテープを用いて、配線や部材の仕分けにも多用する。
巾19ミリ。

養生
部材を保護する事。
また、その為の「養生テープ」の略。
用途に応じ、養生テープ、リノリウムを表面から固定する為のリノテープ、強力な粘着テープの下張りにするためバックテープなどと名称はさまざま。

指定のない場合、主に薄緑色した粘着力が弱くて剥がれやすく、手で切りやすい巾50mのものを指す。

リャンメン
両面テープの略。
通常、布製の両面テープを使う。
粘着性が強いので、平台や床面に使う際は、養生テープを貼った上から用いる(その事を「裏貼り」ともいう)。
片面の粘着を弱くしたものや、養生用のバックテープがついたものもある。


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大道具・建て込み用語

大道具・建て込み用語


朝顔
足場が高くなった際に、落下物が下にいる人に危害を加えないように備えられる、上向きに開いた形状の防護棚(板)。

馬(うま)
平台などに高さをつけるための足の役目をするものの総称。「箱馬」、「開き足」など。

あぶらげ
直角三角形の平台のこと。

イントレ
建築現場で使われる作業足場と同じものだが、舞台・ステージ、映画・テレビなどの世界だけで使われる俗称。
部品に「立て枠(たてわく)」・「筋交い(すじかい)」・「天板(てんぱん)」が、一段のユニットで、そのほかに立て枠の足にはかせる「ベース」(高さ調節ができるのは「ジャッキベース」)、縦に2段以上設置するときに上の段とジョイントする「連結ピン」がある。

* 語源はやぐらを組んでの史上初の高所撮影が行われた映画「イントレランス」にちなむとも。

ガード
落下防止用の「手摺」の事。

「先行手摺」といって、全ての足場に据え付けながら作業をして行くのが望ましいが、作業の短縮から、ステージでは組み立て中はブレースのみを取り付け、最上段の足場にだけガード(手摺)が組まれる事が多い。

* 現在の工事現場では手摺と枠組みが一体となった「先行手摺」が普及しているが、ステージ足場では手摺そのものを組まない事が多い。

金(かね)
直角をとること。

キャット・ウォーク
仮設した足場上の通路も指すが、主に舞台天井に備え付けられた照明や吊りスピーカー、舞台セットなどの作業用の足場の事。

単管足場
金属製の単管パイプ(外径48.6mm×厚さ2.4mm)を「ジョイント」でつないで作る足場。
枠組み足場が組めないスペースや複雑なスペースに用いる。
また、ステージでは、ステージそのものの土台や枠組み足場と組み合わせて、その補強などにも使用される。

豆腐
長方形の平台。

タラップ
ハシゴの事。特に、ステージや足場内に取り付ける専用のもの。

* 一般的な作業用の梯子は「ラダー」とも呼ぶ。

足場やステージの表・裏方向に対し、伸びている方向の側を指す。

鳥居
枠組み足場(ビティ足場)のパーツで、鳥居状をした建枠。

鳥居型枠組み。「枠」、「ビティ」とも呼ぶ。

貫(ぬき)

階段を設けるなど、布板を嵌めない部分で水平方向を固定する為の部材。「梁」とも。

布板

枠組み足場の、文字通り足場となる板。水平方向の固定にも作用する。単に「足場」や「平板」、「布材」、「ウォーク」とも。
上下通行用の扉の付いたものは「ハッチ布板」と呼ぶ。

張り物
大道具で、木枠に布や紙、スチロール板、ベニヤ板などを張ったもの。基本的な舞台装置の一つ。

パンチ
毛足の短いカーペットのこと。
通常、黒かグレーを使う。
音楽のステージの場合はリノリウムの代わりに全面に用いたり、特定の楽器・パート様のステージの床面だけに張ったりする。

引枠(ひきわく)
平台にキャスターをつけて可動式にしたもの。

平台
ステージの高さを作ったりする時の各種の平たい木箱。

三×三(さんさん)、三×四(さんし)、二×六(にろく)、四×六(しぶろく)、三×六(さぶろく)、六×六(ろくろく))・六×九(ろっく)の七種類の定式化されたものが一般的

ブレース
鳥居同士の傾き方向を固定する鋼鉄製の折りたたみ式の筋交い。

「交差筋交い」や「交差」、「筋交い」、「斜材」、「バッテン」、「トラス」とも呼ぶ。

リギング
足場を組むこと。また、足場を用いたスピーカーや照明の設置、吊り上げ等の高所作業の事。

リノリウム
舞台の床等に使う樹脂建材。
「リノ」とも。
ステージでは、ロール状に巻いたものを蹴って転がして拡げ、その際、汚れのひどい部分はステージの目立たない部分と取り換える。
その後、舞台中央から外側に向けて足で小刻みに踏みしめてシワをとる。
最後にテープで固定するが、舞台で許可されている場合は釘打ちで固定する事もある。
「バレーマット」とも呼び、バレーやダンス、演劇など、アクションのあるステージに用いる。
* リノリウムはテープの剥がし跡なので汚れている場合が多く、それが酷い場合には演技や演奏にも支障をきたすが、変色や溶解を起こす為、洗浄には必ず中性の洗剤を用いる事。

ビティ足場
いわゆる「枠組み足場」の事。また、その規格。

八百屋
傾斜をつけた舞台のこと。開帳場とも。

山台(やまだい)
規格以外の大きさの平台。


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舞台設備用語

舞台設備用語


浅葱幕(あさぎまく)
振り落としに使う水色(浅葱色)の幕。

暗転幕
通常、緞帳の内側にある、暗転時に使う黒幕。

一文字幕
いちもんじまく。舞台上部に間口いっぱいに設置された細長い黒幕。

照明器具や舞台の天井を隠す。

大黒幕
おおぐろまく。舞台の奥に吊られる黒い幕。

歌舞伎では夜を表現するのに使われるが、ステージでは主に、バック・ライト等の照明効果を最大限に生かす為に用いられる。

額縁
大劇場などのプロセニアムアーチに囲まれた舞台。「額縁舞台」、「プロセニアム」とも。

グリッド

後述の「バトン」を井形に組んだもの。

蹴込み
舞台や大道具の階段の正面側。または、それらを隠すための布や張物のこと。

消し幕
本来は舞台上で「消えたもの」と見做されたものがはける時に用いられる黒い幕で演劇用語。

転じて、ステージ上で見られたくないもの(蹴上がりの出入り口、カメラや特殊効果用機材、控えているスタッフなど)を隠す目隠し用の黒幕を指す。

雑黒(ざつぐろ)
様々な用途に使う黒幕。

見切れ隠しや消し幕、スピーカーや機材の目隠し、袖の無い仮設ステージで舞台袖を作る時などに使う。

紗幕(しゃまく)
網状で、向こう側が透けるてみえる幕。

黒紗や白紗と種類がある。音楽ステージでは、緞帳が上がった後に、さらに「ひき」をもたらす為にその内側に張られたり、演者の登場口、入退場用の袖に設けられたりする。

定式幕(じょうしきまく)
歌舞伎や演芸場で用いられる、黒・柿色・萌葱色の三色縦縞の幕。

すのこ
舞台天井部の吊り物の滑車などが固定されている橋状の構造物。

「キャットウォーク」とも。

袖幕
袖の見切れを隠すための舞台の両側の黒幕。

大臣柱(だいじんばしら)
額縁舞台の、額縁の両端の柱。

綱元
バトンなどを手動で昇降するためのロープの仕掛け。また、その担当スタッフ。

舞台袖や壁際などにある。時には何十本ものロープが交錯する為、「網元」と呼ばれる事も。

東西幕(とうざいまく)
袖幕の奥に直角に張られた黒幕。

緞帳(どんちょう)
額縁舞台の最前面に備えられた分厚く重い幕。

絞り式・巻上げ式などの種類がある。転じて、舞台最前面に備えられた向こう側が見えない不可触な幕の総称。

中割幕(なかわりまく)
舞台の中央で前奥を仕切る黒幕。

奈落
ステージ下の空間の事。

各種の配線の他、演者や大道具が待機したり、音楽ステージの場合はパワー・アンプや発電機、舞台装置(スモークなど)が置かれる。

バトン
ステージ上に照明や幕類・パネル等を設置(仕込んで)して吊り上げる為の棒(鉄管)。

様とが分かれている時は、照明バトン、美術(吊り物)バトン、幕バトンなどと大まかに呼び分ける。

通常、電動ウィンチで昇降させるが、手動の場合は滑車など用いて綱元で動かす。

劇場では舞台袖に操作盤があり、劇場のスタッフしか触れてはいけないのが慣例だが、音楽ステージの場合、各ウィンチに有線のリモコン操作盤があるのが普通。

ホリゾント
劇場のステージ奥に設けられた白い壁。cycloramaとも。

照明で染めて様々な空間を表現したり、タッチライトなど効果照明のスクリーンとして利用される。

壁の上端が垂直なものをルントホリゾント、影がグラデーションとなるよう湾曲したものをクッペルホリゾントという。

ホリ幕
ホリゾント(地平線)幕の略。ホリゾントの無いステージに設置する白い幕。明りで染める。

もじ幕
幕の向こう側が透けて見えるガーゼの様な荒い目の幕。

効果として、幕の外から照明を当てると幕の奥が見えなくなるが、幕の奥に照明を当てると内側が見えるようになる。


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