2014年08月24日

Tips Of Tip Part 2

Tips Of Tip Part 2
いかにしてチップを受け取るか?
路上演奏家にとっての命題である、そのテクニックの、今日は第二回。
主題は、「ギター・ケース(或いはその他のチップ用バスケットなど)にいくらの「見せ金」を置いておくべきか」という問題。

路上演奏家にとって、最も稼ぎ場所となるのが飲み屋街の出入り口。
そこが高級な飲み屋街であればある程、酔った重役レベルのサラリーマンによって万単位のチップが入ることが多くなる。
(前にも書いたかもだけど、飲み屋帰りのサラリーマンは「お店の女の子」に渡し慣れているせいで、「チップはお札で」と考えている人が多い)

この場合、経験上、ケースに入れておくべき「見せ金」は「小銭が幾つかと千円札を二、三枚程度」。
この千円札の枚数というのは重要で、小銭ばかりではしけた演奏家だと思われてチップを貰えない事も多いし、かといって五千円札や、万札が入っていては「路上演奏屋のクセに生意気な」と思われたり、不逞の輩に盗まれたりする危険が高いからだ。

という訳で、ケースに高額紙幣が入ったら、すかさずポケットにしまうこと(たとえ演奏の最中であっても)。
そして、そのせいでケースのお札が一枚も無くなってしまったらポケットから千円札を何枚か補充すること。
これが、いわゆる「最も稼げる方法」だ。


でも、高級飲み屋街付近での演奏は危険が付きまとう。
たちの悪い酔っ払いが絡んできたり(付近に警察官がいても、路上演奏家風情が相手と分かると見て見ぬ振りをされたり)、
それ以上にたちの悪い「ショバ代」を要求してくる輩や、その手合いの下っ端連中や不良連中が絡んできたり。
そして、何より僕らの場合、各店から洩れるカラオケや呼び込みやらの騒音によって肝心の演奏が簡単にかき消されてしまうという問題がある。

そこで最も稼げる繁華街を避け、交通量の多い駅前も避け、それでいて音が迷惑になる住宅や「生活者」から離れていて、静かでそれなりに人通りのあるスポットとなると、場所はおのずと限られてくる。

ということで、ここからが僕らの場合。
中にある小銭は総額で千円から二千円ちょっと。
でもポイントは五百円玉を何枚か入れておくこと。
そして、一円玉や五円玉といった少額貨幣は(それはそれで入ってくるのは有難いけど)暇を見てポケットに仕舞い、増え過ぎないようにすることだ。
ひったくりの心配はあるけど、場合によっては千円札の一枚くらいは置いておいてもいいかもしれない。

理由は前述したように、少額の小銭ばかりだと、単に財布を軽くする目的で一円玉ばかり入れられてしまうから(最悪の場合、ゴミ箱代わりにレシートや紙くずなんかを入れられたりも)。
そして、五百円玉や千円札があれば、それが「引き」となって同額のチップが舞い込む可能性が高くなるからだ。

注意事項も前述したとおり。
高額紙幣はたとえ演奏の最中でも(それを入れてくれたお客さんが去ったら)、すぐポケットにしまうこと。
それから、ケースの中の小銭は多すぎず、少なすぎず、適度な量になるように暇を見て調整すること。

それから、状況によっては高額紙幣は靴底などに隠してしまうのが賢明だったりもする。
(なぜって、深夜の路上には単なるひったくり以上に凶悪な連中も多いから)

でも、これに関しては(僕にとっては)笑えないエピソードがある。
ある日、近所のスーパーマーケットで買い物をしていた時、財布を忘れたのに気が付いた。
(正確には普段財布は使わずジーパンのポケットに入れているのだけど、洗濯したての空の(?)ジーパンをはいてきた事に気づいた)
で、コンビニなら商品を棚に戻して家に戻ればいいけど、その時はカゴいっぱいに食料品が入っていて既にバーコードを打たれ始めていたし、後ろには次の買い物客が整列し…。
そこで、靴底にお金を隠していた事を思い出した僕は、全ての商品を打ち終わる前にスニーカーの裾からお札を取り出し、それで料金を支払ったのでした。
あの時の僕はさぞ、不審人物に思われたことに違いない。
(でも、レジのお姉さんはレジ打ちに集中していたから気付かなかったかも)

とはいえ、しばらくはそのスーパーマーケットに行きづらくなった僕でした。

タグ:路上演奏
posted by Clark at 14:41 | Comment(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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