2014年08月06日

About Grappeli

・その名はステファン・グラッペリ

ということで、僕にとってのジャンゴは、ステファン・グラッペリと切り離せない関係にあります。

ということで、グラッペリの魅力についても考えてみました




優雅さの陰の魅力

 グラッペリの演奏を評して「優雅」という言葉はよく使われます。確かにヴァイオリンという楽器のそのものがギターより「優雅」な響きを持っていますが、プレイそのものはよりとても感情的で自由奔放だとも思います。
 ジャンゴがマヌーシュならでは装飾技巧やジャズのテクニックを駆使するのに対し、グラッペリは伸び伸びと歌い上げるようにソロをとります。その為、グラッペリのプレイは変化に乏しくなりがちだという批判もありますが、少なくともジャンゴとのプレイにおいてはその欠点は気になりません。

 そこには、ジャンゴとの絶妙な対比と、「会話」の面白さがあるからです。



作曲家としての魅力

 ジャンゴの曲はよく二種類に大別されます。

 メロディの美しさを追求した曲と、音楽的な技巧を凝らした曲。

 さて、ジャンゴがどんな摩訶不思議な楽曲を持ってきても、グラッペリはそれをごく自然に音楽的に弾きこなします。度量が深いのです。

 これは作曲家にとって、とても有り難いことです。

 グラッペリがいなければその魅力が十分に発見されなかった曲もあるのでは、と思うのです。



人間グラッペリの魅力

 余りにも自由奔放な性格だったジャンゴと対比して、グラッペリは上品で真面目な人間と思われている節があります。僅かに残る映像フィルムで見られる姿も、かっちりしたスーツを着こなし上流階級然とした気品があります。

 しかし実際のグラッペリの人生はその音色の様に優雅なものではなかったようです。幼い頃に母と死別し、父親が戦地に行くと同時に孤児院へ、その後、父親と再会してからも極貧生活が続いたそうです。
時代がそうであった為に、ことさら生い立ちの不遇をあげる必要はないかもしれませんが、そうした背景にも人間グラッペリの魅力を感じてしまうのは僕だけではないでしょう。



最後に

 そして最後に、ジャンゴがイーブンよりになってしまうようなハイテンポの曲でも、グラッペリは八分音符をしっかりと三連でシャッフルしています。これは、なかなか凄いことだと思うのです。

 それから、男前です(これは最近知りました)。

             了
posted by Clark at 13:45 | Comment(0) | JAZZ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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