2014年08月04日

Shadows And Mist

さて、
ジャンゴのミステリアスさといえば、その人となりだけでなく彼の楽曲にも表れています。

印象派の影響を受けた作られた、数々の不思議な和声進行の楽曲がミステリアスな雰囲気を持っているのは言うまでもありません。

けれどもそれだけではなく、ジャンゴのミステリアスさはごくシンプルな構成の代表曲、「マイナー・スウィング」にも言えると思うのです。



代表曲「マイナースウィング」、
批評では「ジプシー独特の哀愁に満ちた曲」などと紹介されてたりします。
確かに、ファットな音楽に聴き慣れた耳で接すると、ジャンゴの枯れた音色は「哀愁に満ちて」聞こえます。
しかし、スウィング感溢れるその演奏を聴けば、哀愁とは程遠い、その場のノリノリな雰囲気も伝わってきます。

楽曲の構成は前述した通りごくごくシンプルで、そもそも楽曲の顔であるテーマのメロディがジャンゴの数々のバージョンで毎回違っていたりします(そもそも、イントロの後はすぐに即興演奏という解釈なのでしょうか)。

そして「マイナー・スウィング」(無名なスウィング、という意味ではなく短調のスウィングといった意味だろう)という、何の素っ気もないタイトルはこの曲に特定のイメージを付ける事を拒んでいるかの様です。


という事で、演奏する度に表情の変わる掴みどころのないこの曲、
僕は毎回、まるでジャンゴ自身の様にミステリアスだなと思ってしまうわけです。
P.S.
 ところで、かくいう私、クラークもよくミステリアスな男(不審者ともいう)と呼ばれていました。ただし僕の場合は警察に職務質問されたりするので、ジャンゴのミステリアスさとは意味が違うようです。
posted by Clark at 13:44 | Comment(0) | JAZZ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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