2014年08月30日

Sweet Georgia Brown

楽曲解説:Sweet Georgia Brown

1925年、メイシオ・ピンカード(Maceo Pinkard 1897-1962)により作曲、ケネス・キャシー(Kenneth Casey 1899-1965)によって作詞されたジャズ・スタンダード。

アメリカでは単に"Georgia Brown"と呼ばれる事も多い。


デビューはジャズ・ヴァイオリニストでありバンド・リーダーでもあるベン・バーニー(Ben Bernie 1891-1943)と彼のオーケストラによる1925年の録音。
(バーニーはこの曲を有名にさせる事に貢献した為、ピンカードは著作権収入を割り当てる目的で、レコードには彼の名前も共作者としてクレジットさせた)

またその後すぐ、1920年代に数多くの録音を残した事で知られるのジャズ・グループ、「カリフォルニア・ランブラーズ(The California Ramblers)」によるインストゥルメンタル・ヴァージョンも録音されている。



アメリカではNYのバスケット・チーム、「ハレーム・グローブトロッターズ(Harlem Globetrotters)」のテーマ・ソング(signature song)として有名。
テーマ・ソングとしては、ブラザー・ボーンズ(Brother Bones 1902 - 1974)の口笛とボーンによる、1949年の録音が採用されている。
(「ボーン」とは文字通り「骨」の事で、アイリッシュ音楽の「スプーンズ」に相当する二本(両手合わせて四本)の骨を打ち合わせる打楽器。
同ヴァージョンは比較的、ユッタリとした演奏)





原曲は有名な32小節のコーラスの他、8小節のイントロと20小節の変則的なヴァースを持つ。

コーラス部分のみの演奏も多く、
ダブル・ドミナントを繰り返す特徴的なコード進行から、様々な楽器による技巧を駆使したアップ・テンポの演奏が多くみられる。

対照的にヴォーカル曲では、かなりユッタリとした演奏も多い。



・著名な録音
Ethel Waters (Vo) 1920s
Django Reinhardt (G) 1930s
Ella Fitzgerald (Vo) 1974 1979 etc.
The Count Basie Band 1977

Johnny Mercer (Vo)
Harry James (Tp BL)
Ann Sally (Vo) 2005
Akiko (Vo) 2001

Oscar Peterson featuring: Niels Henning Orsted Pedersen & Ray Brown Live in 1977

ジャズ以外にも、カントリーからプログレッシブ・ロックまで幅広いジャンルで演奏されており、アレンジされた歌詞や、「替え歌」、多言語による歌詞も非常に多い。

* アニメ・ソングとして録音されたファッツ・ウァーラー(Fats Waller)によるスキャット・ヴァージョン等も有名。
他にもコミカルな曲調から、「シンプソンズ」など数多くのアニメ作品のBGM に採用されている。

** また、ト二―・シェリダン(Tony Sheridan)のバック・バンドを務めていた時代の「ビートルズ」も同曲を演奏していた。
録音では61年と64年の2つのヴァージョンがあり、64年のヴァージョンではシェリダンによる替え歌(リバプールやビートルズについて絡めた挿話)が追加されている。
posted by Clark at 11:53 | Comment(0) | JAZZ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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